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『梓「唯先輩たちには、絶対に卒業して欲しくありません!」』1/2

『唯一の友達が死んだからHDD覗いてやったwwwww』の参考資料
梓「唯先輩たちには、絶対に卒業して欲しくありません!」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 19:49:52.44:OKwFEkvi0

梓「その為に>>2をします!」


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 19:50:23.68:KrxftfeU0

練炭自殺


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:00:27.84:OKwFEkvi0

2「くっそーっ!!!」

2「何でだよぉ、何でけいおん!終わっちまうんだよぉー!!!」

2「俺は、一体何を拠り所にして生きていけばいいんだよ…」

2「けいおん!の無い世界なんて、俺には辛すぎるよ」

2「……」

2「やっぱり、やるしかないか…練炭自殺」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:08:27.63:OKwFEkvi0

2「でも、それじゃ無駄死にじゃないか」

2「その前に、俺のできる事がしたい」

2「例えそれが無駄な足掻きだったとしてもっ!」

2「あの計画、やはり実行すべきか…」

2「やれるかな俺に?」

2「この作戦、もしかしたら最後は死…」

2「でも、どうせ捨てるつもりの命、一か八か賭けてやる!」

2「俺の一世一代の最後の花火、見せてやるぜっ!!!」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:13:43.32:OKwFEkvi0

ニュース速報

先ほどテレビ局の本社ビルに男が押し入り
三人の人質をとって立てこもりました

男の要求は
テレビアニメ『けいおん!!』の放送継続です
異例の事態に警察は…


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:23:19.72:KrxftfeU0

おぉ俺家から外出れたんか


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:27:06.70:OKwFEkvi0

2「けいおん!!の続きをつくりやがれ!」

2「そうしないと、人質の命は無いぞっ!!!」

人質「わーっ、助けてくれーっ!!!」

警察官「くそっ、なんて要求だ…」

警部「どうだ、犯人の様子は?」

警察官「依然態度に変わり無しです」

警察官「まったく訳の分らない要求しやがって…」

警察官「あんな奴、何をしでかすか分りません」

警察官「早めに狙撃してしまった方が良いのでは?」

警部「……」

警部「いや、俺が交渉してみる」

警部「拡声器をかせ」

警部「おい、聞こえるか?」

2「何だ!?」

警部「今ならまだ罪も軽い、大人しく人質を解放するんだ!」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:40:45.31:OKwFEkvi0

2「ダメだ!けいおん!!の続きが制作されるまでは」

2「俺はここに立てこもり続ける!!!」

2「人質はどうなってもいいのか?」

2「さっさと俺の要求をのみやがれっ!!!」


警察官「やっぱりダメですよ、特殊部隊に狙撃の許可を出しましょうっ!」

警部「いや、それは…」

警察官「何故ためらうんです?鬼警部と呼ばれた貴方がっ?」

警察官「人質にもしもの事があったら、警察の面子丸つぶれですよ!」

警部「いや、もう少し待つんだ…」

警察官「はぁ?こんなとこで私のキャリアに傷をつけられたくありませんね!」

警察官「私はノンキャリアのあなたとは違うんです!」

警部「お前っ、何を!?」

警察官「私の父は警視総監だって忘れたんですか?」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:50:16.77:OKwFEkvi0

警部「ぐうっ…」

警察官「でもまあ、私が昇進するまでの数年間は貴方が上司です」

警察官「もう少し待ちますが、人質の無事が最優先」

警察官「あんなクズの犯罪者が殺されたところで、世間は文句を言いませんよ」

警察官「しかも今回の犯人は何です?アニメオタク?気持ち悪いっ」

警察官「こんな奴、殺してしまった方が、世間も喜びますよ!」

警部「バカヤロウ!」

警察官「!!!?」

警部「人質の命は勿論守る」

警部「そして犯人の命もなっ!」

警察官「……」

警察官「ヤレヤレ、私にそんな態度をとるだなんて」

警察官「将来損をする事になりますよ」

警部「……現場では俺が指揮をとる」

警察官「ふんっ」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:53:41.88:k3fyKyO1P

あずにゃんはどこに行ったんだよ


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 21:03:00.70:OKwFEkvi0

2「くそっ、何時になったら要求を飲むんだっ」

2「せめてカキフライ先生と直接話せて、サイン色紙をもらえる要求は受けてもらわないと」

2「全国八千万のけいおん!ファンの為、何とか続編への足掛かりをつかまなくてはっ!」

人質A「おいあんた!」

2「なんだ?」

A「頼む、俺を帰してくれ!」

2「だっ、ダメだ!逃げようとすれば命は無いぞっ!」

A「頼むよぉ、今日は、娘の誕生日なんだ」

2「えっ!?」

A「娘が、俺の帰りを待ってるんだよぉ」

2「ううっ…」

2「ダメだダメだっ、もう少しだけっ…我慢してくれ」

2(やはり俺は間違っているのか…?)

2(くそっ…でも今更…)


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 21:23:43.36:OKwFEkvi0

警部「立てこもってから二時間経過か…」

部下「警部、上からの指令ですっ」

警部「何だ?」

部下「それが…今回の指令は非公式です、内密にとの事」

警部「ちっ、またか、お偉いさんは汚れ仕事を希望してるらしいな…」

部下「その指令は…」

警部「犯人の射殺か?」

部下「!!!?」

部下「よくお分かりで!?」

警部「伊達に何十年もこの仕事してねえよ」

警部「お偉いさんの言いそうなことくらい読めるってもんよ…」

警部(さてはあの青二才、俺への反抗心で親父に泣きついたか?)

警部(犯人射殺は俺の独断の指示って事で、責任は俺が被れってか…)

警部(人の命を自分達のおもちゃにしやがって!!!)

警部(くそっ、こうなったら>>25だ!!!)


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 21:26:30.41:KrxftfeU0

あずにゃん練炭自殺


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 21:28:45.28:OKwFEkvi0

すいません、諸事情で>>2さん以外でお願いします

>>27


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 21:29:37.58:+8izM2JO0

わろた


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 21:43:01.19:OKwFEkvi0

警察官「ふふっ、いい気味だぜあの警部!」

警察官「この事件、犯人の射殺により解決」

警察官「殺した責任は全てあいつだ!」

警察官「一部あるであろう批判はあいつが受け、責任を取って減給か?」

警察官「犯人の持っている銃らしきものがモデルガンなら、もっと厳しい処置も…」

警察官「くくっ、ノンキャリアが俺にたいなエリートに逆らうからだ!」

27「わろた」

警察官「!!!?」

27「まったく、笑っちまうな」

警察官「くそっ、聞いてたのか!?」

警察官「お前の服装からして、特殊部隊の奴らしいが」

警察官「この事を他言してみろ、お前の首など軽いものだぞっ!?」

27「ふんっ、きさまの戯言なんて、下らな過ぎて人に言えねえよ」

警察官「なんだその態度!?俺はキャリアだぞっ!?」

警察官「名前と役職を名のれっ!!!」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 22:01:40.34:OKwFEkvi0

27「俺の名は…27、役職はなんだっけな、興味無いもんで忘れちまったぜ」

警察官「27っ!!!?」

警察官「そんなっ、バカなっ、嘘をつくな!!!」

27「お前が名乗れって言うから、名乗っただけなんだけどな」

警察官「まさかっ、伝説といわれる27が、本当にっ…!?」

27「お前じゃ、俺の実在自体知らされてねえか」

警察官「国の機密活動のスペシャリストであり、今まで数々の事件を闇で解決してきた」

警察官「国の最終兵器、現代の忍と呼ばれるあの27かっ!?」

警察官「キャリアの俺ですら、ただの噂だと思っていた…」


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 22:13:18.53:OKwFEkvi0

警部「くそっ、こんな時に27がいてくれたら…」

27「よお、久しぶりだな」

警部「!!!?」

27「何年ぶりかな?お前、ちっとは老けたな」

警部「27っ、まさか本当に来てくれるなんてっ」

警部「だけどこんな事件、お前が出るまでもないんじゃ…」

27「ちょっと訳ありでね」

27「権力者方は2をどうしても殺したいらしい」

警部「!!!?」

警部「何故だ!?何故お偉方が2を殺したがる!?」

警部「青二才の手回しってだけじゃ無いのか!?」

27「……ああ」

27「この事件、裏がある」

警部「なんだって!?」


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 22:29:02.39:OKwFEkvi0

2「立てこもってから三時間か…」

2「くそっ、一向に俺の要求を飲んでくれそうに無い」

人質A「早く俺たちを解放してくれよぉ…」

人質B「お願いよ、私は女だから先に解放して!!!」

B「人質は何人も要らないでしょ?」

B「早く私を解放して頂戴!!!」

2「くうっ…」

B「アニメなんてまた他のが放送されるわよ!」

B「そんな物の為に人生棒に振ること無いわよ!」

B「ほら、女の私を開放したら世間から好感アップよ!」

B「刑も軽くなるかも知れないわ!私を解放しなさい!!!」

2「くそっ、もう少し待て!!!」

2(アニメなんてまた放送される…か)

2(確かに俺はハルヒやラキ☆スタ、アニメが代わる度に嫁を変えてきた…)

2(だけど、けいおん!は…俺にとってけいおん!は違うんだっ……)


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 22:42:00.78:OKwFEkvi0

27「ともかく俺には2を殺せと指示が出ている」

27「従うまでだ」

警部「……待て」

27「ん?」

警部「なんとか2を殺さないですむ方法は無いのか?」

27「……無理だな」

27「この国の権力者どもの指示だ」

27「この場で殺さなかったとしても、いずれ他の場所で暗殺されるだろう…」

警部「くそっ!!!!!!」

27「?」

27「お前、何故あいつの命にこだわる?」

27「お前の警察組織内での立場が気になるんなら、俺の方から手をまわしてもいいぞ」

警部「そんなんじゃねえよ!!!」

27「!!!?」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 22:54:20.97:OKwFEkvi0

警部「実は…、俺もなんだ」

27「???」

警部「笑うなよっ、俺は、俺はなぁっ!」

警部「けいおん!が大好きなんだ!!!」

27「何だって!?」

警部「バカにするなら馬鹿にすればいい」

警部「俺だって鬼警部だと呼ばれる男だ、こんな事、とても署内じゃ言えやしねえ」

警部「生死を共にした、お前だから打ち明けられるんだ」

27「……」

警部「けいおん!は素晴らしいよ、ロリコンアニメとか、内用が無いとか」

警部「言いたい奴は言えばいい!!!」

警部「この凶悪事件はびこる、荒んだ世の中」

警部「身内でも出世争い、恨み嫉み、お偉方は不正ばかり」

警部「俺にとっちゃ、けいおん!こそが安らぎだったんだ…」

27「お前……」


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 23:08:34.49:OKwFEkvi0

警部「俺にはな、2の気持ちが痛いほど分かるんだ!」

警部「俺には分る、あいつは絶対に人質に手を出したりはしねえよ」

警部「きっと2は俺たちけいおん!ファン全てに代わって」

警部「十字架を背負ってくれてるんだと思う…」

警部「そんな奴を、俺は、殺したくない……」

警部「俺は警察の人間として間違っているかもしれない」

警部「だがな、一人の人間としてっ、俺はっ、俺はぁっ!!!」

27「……わかった」

警部「!!!?」

27「お前の気持ち、分かったよ」

27「だがな、俺は自分のすべきことをやるだけだ」

警部「27……」

警部「すまねえな、下らない事いっちまったか?」

27「下らなくなんか無いさ、昔と変わらなくて安心したぜ」

27「悪いが、もう行かせてもらうぜ」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 23:22:49.05:OKwFEkvi0

2「もう四時間経過か…」

2「このまま俺が疲れるのを待って突入って訳かな?」

2(この銃だってモデルガンだしな…)

2(俺が人質に危害をくわえないって事、読まれてるのかな?)

2(プロの犯罪者なら、ココで何時間以内に要求が飲めなければ)

2(人質を一人殺す…そうやるのか?)

人質A「娘よ、許してくれ…」

人質B「早く開放しなさいっ!私は女よっ!!!」

人質C「……」

2(俺にはそんなことできねえよ)

2(結局俺はココまでの男)

2(俺には何も変える事は出来ないのか…?)

>>62


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 23:24:08.53:bMYMWPicQ

わろた


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 23:34:54.48:OKwFEkvi0

人質C「わろた」

2「何だと!?」

人質C「あなたのやり方じゃ、近い内に、逮捕されるだけですよ」

2「うるせえ!撃ち殺すぞ!!!」

人質C「怖い怖い…」

2「くっ、なめやがってっ!?」

人質C「どうでしょうか?いっそ私を殺してみては?」

2「なにぃ!?」

人質C「私の名前は62」

62「あなたの要求のためなら、私の命、差し上げてかまいませんよ」

2「なっ!?」

62「けいおん!の継続、私の望みでもあります」

62「あなたに協力しましょう!」

2「なんだって!!!?」


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 23:46:55.90:OKwFEkvi0

62「私の協力があれば、きっと貴方の計画は成功する」

2「どっ、どういうことだ!?」

62「いやはや貴方は運が悪い…」

62「いや、良いのかな?」

2「???」

62「まさかこのタイミングでこのテレビ局に立てこもるとはね…」

2「何だ?お前は何を言っているんだ!?」

62「おいっ、出て来いっ!」

手下「はっ!!!」

2「!!!?」

2「なんだ!?お前、何処に隠れていた!?」

62「ふふふ、一人だけではありませんよ」

62「この建物には、十数人の私の部下が潜んでいます」

2「なにっ!?」

「『梓「唯先輩たちには、絶対に卒業して欲しくありません!」』2/2」に続く

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