∧∧∧山にまつわる怖い話Part3∧∧∧
『山小屋の二人』
319:名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/09/26 23:30
冬のあいだ閉鎖されていた山小屋で、老人と若い女性の遺体が発見された。
二人とも街を歩くような軽装で、老人は83歳という高齢、女性は妊娠7ヶ月であった。
後の調査では、彼らがどのようにして山小屋に辿り着いたのかは分からずじまいだったが、
二人が夫婦であったことが判明した。
『弁当代』
327:名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/09/27 23:43
ある人が、弁当を木に吊るして草刈りをしていた。
昼飯時になって弁当を下ろそうとすると、妙に軽い。
包みを開けると、弁当はすっかり食べられていて、代りに白い花が一輪残されていた。
通りがかった旅人に見せると、これはカタクリの花で、白いのは非常に珍しいのだと言った。
『形跡』
328:名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/09/27 23:45
深夜、車が谷に転落したとの連絡を受けた警官が、現場に向かった。
破損したガードレールと、崖下へと消えるタイヤの跡があったものの、
谷底には車が転落した形跡すら見つからなかった。
地面には、森の中へと続く血痕だけが残されていた。
『四人の木こり』
329:名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/09/27 23:46
その木こり達は、いつも四人組で仕事をしていた。
ある日、いつになく仕事が早く終わったので、上機嫌で土場に降りてきた。
すると、なぜか既にたき火が焚かれており、周りには石が五つ並べられていた。
翌日、四人が山に入ると、昨日切り倒した木が一本残らず無くなっていた。
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