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『丸い小窓』


原著作者「怖い話まとめブログ」「真さん」 2012/11/20

『青』と共に聞いた話です。

季節は夏、先生が中学生の時、ドアに丸い小窓が付いている自室で夜眠っていた。
寝苦しい季節も相まってか、ふっと目が覚めたらしい。
そして何か視線を感じたので、ドアの小窓を見るとおっさんがいて、目が合った。
「そん時は怖いとかそんなんじゃなくて、『ど、泥棒!?お袋に知らせなきゃ!!』って思ったんで動こうとしたが、
 身体が動かなかった」
それは俗に言う“金縛り”なんだろうというのは何となく分かったが、先生は直ぐに分からなかったらしい。
「んで、根性で動こうと、腹筋する感じで起き上がったら、俺が俺を見てた(笑」
「嗚呼、幽体離脱ですか?」
自分で言葉にした瞬間、頭の中で某双子のお笑い芸人の一発芸を思い浮かべてしまった。
「驚いたよww『ぎゃぁぁぁ、何これ、どうしよう!?怒られる!!』」
自分は口には出さなかったが、『誰にですか、先生』と突っ込みを入れた。
「でももっと驚いたのは、そのおっさんが部屋の中に入ってきてたって事でさ。
 俺の布団の周りをぐるぐる回り始めて、俺と目を合わす感じでしゃがみ込んで、“にやっ”って笑ったのさ」
「気味悪いですねwwどんな顔してたんですか?」
「あんま、覚えてねぇけど・・・短髪の元気ない感じのサラリーマンのおっさん・・・だったかな?」
色は紫っぽい青らしい。
そんな真っ青な元気の無いおっさんが自分を見て“にやっ”と笑うのは、気味が悪いし怖いだろう。
「で、先生どうしたんですか?」
「おっさんがドーンと俺を突き飛ばした。そしたら身体が元に戻ってたぞ?」
「へぇ、助けて貰ったんですか?」
「知らん。おっさん消えてたし、それから見てない」

先生は電車に揺られながら話して下さいました。
またお会いしたときに、話を催促してみようかと思います。

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