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『山奥にある研究所』『奇妙な老木』『首吊り死体を見つけた』


∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part64∧∧

『山奥にある研究所』
92 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2012/08/27(月) 19:24:02.87 ID:wDY8+Vgz0
昔馴染みの話。

彼はよく大学付属の研究施設を利用している。
その研究所は結構な山奥にあるのだが、
賄いの世話をしてくれる人もいるし、何よりも静かなので、彼の研究事には最適なのだそうだ。
ただ、一つだけ奇妙なことが起こるらしい。

夜、部屋で寝ていると、ノックの音がする。
ドアを開けみると、暗い廊下には誰も居ない。
それだけでも不気味だというのに、このノックがあると部屋や廊下の気温がひどく下がってしまい、吐く息も白くなる。
例え夏場であっても歯の根が合わなくなるほど寒くなり、朝までまったく眠れなくなるそうだ。
だから、施設を利用する人達は、誰何の声に応えない夜中のノックは無視するのが決まりになっているのだという。


『奇妙な老木』
93 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2012/08/27(月) 19:28:41.87 ID:wDY8+Vgz0
知り合いの話。

彼の実家は、山の神社で宮司を務めている。
正月でなければ訪れる人も少ない小さな社だが、その本殿の裏に奇妙な老木があるのだという。
一見普通の木なのだが、幹の中程に注連縄が巻かれている。
そして、何故か周りにバリケードが築かれていて、簡単には近寄れないようになっているのだ。

ある時、宮司である祖父に、どうしてそんなことをしているのか尋ねてみた。
祖父は木の方を指差して答えた。
「あの木のあそこ、大きな洞(うろ)があるだろう。
 丁度お前くらいの子供の頭と、同じくらいの高さに。
 あの中には『後神(うしろがみ)』って呼ばれてる神様がいるんだ。
 あのうろの前で後頭部をさらしてしまうとな、ムンズッと髪の毛を掴まれることがある。
 すぐに振りほどけるんだが、一度でも髪を引っ張られた子は、遠からず死んでしまうんだ。
 だから神様といっても、祟り神の類いでな。
 ああやって御祀りしてあれば障りはないから、近寄れないようにしているんだよ」
そう言われると、暗いうろの中で何かがこちらを見つめているような気になってくる。
恐がりだった彼は、実家に帰ってもその木を絶対に避けていた。
大人になった今でも木のうろを見ると、ちょっと嫌な気持ちになるのだそうだ。


『首吊り死体を見つけた』
94 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2012/08/27(月) 19:32:34.21 ID:wDY8+Vgz0
知り合いの話。

手近な山で一人ハイキングを楽しんでいる途中、首吊り死体を見つけてしまった。
慌てて下山して警察に通報し、警官や地元青年団の者と共に発見場所へ向かった。
戻ってみると、覚えのない首吊り死体が一体増えていた。
想像していなかった事態に彼は腰を抜かしかけたという。
二人分の身体を麓に下ろすのは結構大変だったらしい。
下ろした後の事情徴収が、これまた大変だったと彼は言う。

後日聞かされた話によると、その二人はまったく面識のない赤の他人だということで、
何故あの日同じ場所で首を吊ったのかは、皆目見当も付かなかったそうだ。

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