◇ 心霊ちょっといい話VER.15 ◇
538 :536:2010/01/30(土) 23:18:00 ID:Ve09N8dK0
私の地元では年に2回、お地蔵さんという行事?というか、お寺のお参りイベントみたいのがあるんです。
あるお寺に行き、あの世で幸せにしてて欲しい亡くなった方の名前を読み上げて、
ろうそくをあげてもらうというものなのですが、
それなりに有名らしく、いろいろなところから参拝客がきて、
最寄ローカル駅が本当に大行列・交通規制みたいな状態になります。
なんでも、亡くなってから何年間か、毎回ろうそく(お蝋と呼びます)をあげにお参りすると、
人ごみの雑踏のなかで亡くなった方に出会える、という言い伝えがあるのです。
私は以前は年に2回、毎回行っていたのですが、大人になってからはそう予定も合わず、
先日久しぶりに母と父と3人で行きました。
お寺に行くまでに歩いているときに私が、
「むかし、おじいちゃん(母方)が亡くなって何年ぐらいかわかんないけど、
ほんっとうにおじいちゃんにそっくりな人と、すれ違ったことがあるよ。
後姿も、服装も髪型も、本当におじいちゃんだった」と母に言ったら、
母も父の弟(私の叔父・7年前に他界)が向かい側から歩いてくるのを目撃し、
思わず「○○さん?!」と声をかけてしまったことがあるそうです。
通り過ぎて振り向いたらもういなかったとか・・・。
しかも、亡くなったときのやつれた姿でなく、元気だったころのふっくらした叔父だったそうです。
結構な人数がお参りに来られるので、もちろん他人の空似という可能性もあるでしょうが、
もしかしたら、この人ごみにまぎれて親族に姿を見せにくる仏さんがいるんじゃないかな、なんて思っています。
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