【恐怖】山にまつわる怖い話し 巻の三【戦慄】
103 :底名無し沼さん:04/04/13 23:26
人の少ない山域での縦走中、アプローチとして林道を通過。
道は抉れ、草に覆われ荒れ果てていた。
後方から、全く場違いな高級外国車がやってきた。
私のすぐ前で停車すると、品のよい50年配の夫婦風の男女が降りてきた。
私「迷ったんですか。車じゃ無理です」
男「いいえ、(私の名)を迎えに来ました。一緒に参りましょう」
誰だ?こんな人は知らない。それに、ここに来た事は誰も知らない筈だ。
男「だいぶ、待ちました。もうそろそろ、いいでしょう。一緒に参りましょう」
私は不可解な事態に混乱し、辞去すると一目散に逃げ出した。
一体何者で、何のために、何処へ連れていくのか。
108 :底名無し沼さん:04/04/18 14:37
>>103
続きはにゃーの?
109 :底名無し沼さん:04/04/18 20:12
>>103
何でそれに乗ってみないのかなあ。
乗らなきゃ話は始まらんでしょ
112 :底名無し沼さん:04/04/18 21:33
○月×日
今日はAさんが脱走した。
職員が少し目を離した隙の事であったようだ。
しかし、人里入った山中のこの施設からの行方など知れている。
私「おーい、△くん、Aさん捜しに行ってくれんかね?」
職「院長、△さんなら今日はお休みですよ。彼の4WDと共に」
仕方なく私のベソシで女房を連れ立って行く事二十分、無事Aさんを発見。
例によって現況を認識出来ていないようであるが。やれやれ。
私「もうそろそろいいでしょう。一緒に参りましょう」
113 :底名無し沼さん:04/04/19 03:52
>人里入った →離れた
これ↑以外は秀逸だな。
医療公庫の融資乱発で建ったその手の銭ゲバ病院は、わざわざ交通の不便な所に建っていることが多いのは事実だし、
脱柵事故があった時に人手が足りない場合、どうかすると宅直の院長が自家用車で捕まえに行くのも事実だ。
あと、『怖い話』なら、その手の病院のほうが実際には沢山あるよ。
放置プレイで結果的に患者を殺しちゃったりする事例は、表沙汰にならないだけで現在でも頻発している。
夏場に痴呆患者を冷房のない病室で拘束していて、脱水症状で死亡とかね。
万が一の場合は、死亡診断書を自分達で書けばよい訳だから、いくらでも隠蔽可能です。
長期化していた場合は、家族に感謝されることすらありますからね。
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