◇ 心霊ちょっといい話VER.8 ◇
301 :本当にあった怖い名無し:2005/09/25(日) 03:53:25 ID:Sy1ia4KX0
母方のじいちゃんが何年か前に亡くなったんだけど、家によく出るらしい。
ほとんどの場合ばあちゃんが目撃するんだけど、対応が実におおらかだ。
ある日、ばあちゃんが台所仕事していると居間で気配が。
行ってみると、生前じいちゃんの定位置だった座椅子に、薄ボンヤリとしたじいちゃんが座っていた。
ばあちゃんは「テレビぐらいつけたら良いのに」と言いながらリモコンを操作。
台所に戻ってお茶をいれ、じいちゃんに出すとすうっと消えていった。
またある日、またばあちゃんが台所仕事していると、開けておいた勝手口の向こうで雨の中じいちゃんが立っていた。
ばあちゃんは「このバカたれ! 雨降ってんだから早く中に入れ!」と怒鳴りつけ、
乱暴に手招きしてじいちゃんを呼び入れた。
そして、体が冷えてるだろうからと風呂を沸かしてやったら、風呂場からチャプチャプと水音が。
ばあちゃん曰く、
「じいちゃん寂しがりだったからねぇ。 寂しいなら行ったり来たりじゃなくずっと居ればいいのにねぇ」
そういう問題なのか?と思うが、ばあちゃんは結構楽しそうだ。
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