怖い話まとめブログ ロゴ
※旧怖い話まとめブログ跡地
このブログについて  お問い合わせ  オカルトblogランキング  怖い話まとめブログ管理人のツイッター  B!

※この記事はhttp://nazolog.com/blog-entry-3350.htmlに移転しました。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


次の記事:『トンネルの上の廃病院』1/2
前の記事:『ソレと関わってはイケナイ』
[ --/--/-- ] スポンサー広告 | この記事をツイートする | B!

『病院の夜間警備』


ほんのりと怖い話スレ その72

693 :本当にあった怖い名無し:2011/05/15(日) 20:52:45.67 ID:VCIH9IIUO
昔、病院の夜間警備のバイトをしていた時の話。

二人制で、交代しつつ仮眠をとっていた午前2時。
専用仮眠室は用意されていなかったため、人が居る棟とは別棟の一部屋を使用していた。
その棟の地下には霊安室があり、多少気味悪かったが、もうかなり慣れていた頃に事が起きた。

仮眠は仮眠であり、それほど深くは寝付けなかったが、私はある夢を見た。
それは、私が階段を這って昇る夢であった。
ずるりずるりと、いうことを聞かない体をくねらせて階段を昇る夢。
私は夢の中でぼんやりと、『ここだ』と思う部屋を目指す。
見たことのある部屋。今、私が仮眠をとっているはずの部屋。
私はその瞬間に目を覚まし、汗でびっしょりと濡れた額を拭った。本当に意識のある夢だった。


694 :本当にあった怖い名無し:2011/05/15(日) 21:01:05.62 ID:VCIH9IIUO
『気持ちの悪い夢を見たなぁ』と、声にせずに言った。一時も早く人の居る場所へ戻りたいと願った。
が、その日は妙に疲れていたのか、私は自分でも気がつかないうちにまた眠りについた。

そして、ドーンという鉄の扉が閉まる音で目が覚めた。
一瞬何が何か分からなかった。
寝転んでいるはずの背中の感触はなく、重力は紛れも無く私の両足に掛かっている。
真っ暗な場所。灯る二つのおぼろげな光。
私は霊安室にいた。先の音は、自分で扉を閉めた音らしい。
目の前のベッドには、ご遺体が一人眠っている。
どうやら私は、呼ばれたのだ。
ほとんど取り乱して、私は人の居る棟へと逃げ帰った。

後から聞くと、病気で両足を無くした方がその晩に亡くなっていたとのこと。
だから這って私を呼びにきたのだ。

次の記事:『トンネルの上の廃病院』1/2
前の記事:『ソレと関わってはイケナイ』
[ 2011/05/24 ] ほんのりと怖い話 | この記事をツイートする | B!


copyright © 2025 怖い話まとめブログ all rights reserved.
/ プライバシーポリシー