∧∧∧山にまつわる怖い話Part3∧∧∧
『肉の塊』
265:名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/09/24 21:39
白山を歩いている時、何かが目の前に落ちてきた。
拾い上げると、テニスボールくらいの肉の塊。
血にまみれた新鮮な肉片に、良く見ると毛皮もついている。
上を見上げても、木の枝が覆い茂ってばかり。
いろいろと怖い想像が頭をよぎり、慌ててその場を離れた。
『空洞の骨』
266:名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/09/24 22:40
ある人が切り倒した木を寸断していると、木の中に空洞があり、
その中に獣の骨が一揃い入っているのを見つけた。
抜け穴もなく、外界から完全に隔絶した洞の中には、乾いた糞のようなものも落ちていたと言う。
『燃える岩』
267:名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/09/24 22:50
山菜採りを生業としている夫婦が、山肌にある大岩が燃えているのを見つけた。
慌てて近寄ったが、不思議と熱を感じない。
やがて火は消えたが、周囲の草や木には焦げた跡はなかった。
ただ、岩肌の苔は奇麗に無くなっていた。
『幹の向うの目』
268:名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/09/24 22:57
ある人が梯子に上り木の枝を切っていると、耳もとで声がした。
声のした方向を見ると、幹の向こう側から誰かが覗いている。
目が合った途端、そいつは上の方に滑るように消えてしまった。
その目は真ん丸で、目蓋がなかったと言う。
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