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『夢で見た洋館』2/2

「『夢で見た洋館』1/2」の続き
不可解な体験、謎な話~enigma~ Part44

605 :6/14:2008/06/01(日) 01:45:50 ID:LX+5VDXB0
機材を片付けて、用意してもらっていた部屋に入る。
ここから晩飯までは、くつろぎタイムだ。
スタッフに話す。夢のこと。日記張とタオルのこと。
以下、それぞれの反応。
D「俺も熱でたら、同じ夢見てたことあった。でもお前のは妄想」
C「怖い話はヤメレ」
CA「ふ~ん。不思議だねぇ」
お前らのリアクションって、所詮そんなもんか!

それから、みんなゴロゴロ寝てた。
俺は付き合ったばかりの彼女のこと考えてた。当時その彼女と毎日電話してた。
泊まりロケの話はしていたが、今夜も電話してくるだろな・・・。
まさか圏外とは思わずに・・・。
そんなこと考えていたらドアを叩く音。
男「夕食の準備ができました」

食堂に集合。
意外とちゃんとした料理がでてきた。飯。秋刀魚。味噌汁。漬物。あと適当な副菜。
そしてなぜかざるそば。普通にうまかった。秋刀魚には大根おろしがついている。
大根の固まりが一個あって、すりおろし器がある。
「おろしが必要な人はご自由に!」スタイルだ。
また来たよ。この大根擦るやつ。
小学校の時に、俺が母の日に、ママンにプレゼントしたモノと同じだった。
目の前で飯食っている男・・・。
不完全だが一致した。俺のおじいちゃんにそっくりだ。
5歳の時に事故で亡くなった祖父。うろ覚えだけどこんな顔していた。
そして後ろの女の絵。
これも祖父と同じ事故で、亡くなったばぁちゃんに似ていた。
ここまで来たらさすがに怖い。


606 :7/14:2008/06/01(日) 01:48:39 ID:LX+5VDXB0
飯は我慢して食った。
早く部屋に戻ってスタッフに話したかった・・・のに!!他のスタッフは酒出されて呑んでるし!
チッ!俺は元々酒ニガテ。時が過ぎるのをひたすら待った。

小便したい。でもこの家怖い。
1人で便所?ムリムリ。
そーか、あのハーブ茶も、おばぁちゃんに飲ませてもらった味に近かった。
だから飲めたのか・・・

部屋に戻る。俺の中二病は発病。
俺「ここはなんか怖い。危険です。帰りましょう!」
D「もういい加減飽きた。さっさと寝れ」
俺「便所だけはどうかついて来て下さい。後生です」
D「分かったよ・・・」

小便は無事できた。あとはこの洋館で寝るのか・・・やだなぁ。
寝れた。なぜか。あんなに怖かったのに、スヤスヤ寝ていた。
布団はD・俺・C・CAの順番だったと思う。とりあえず、俺は端では無かった。
別に夢も見て無かったと思う。

ふと目が覚めた・・・。目の前に男の顔があった。
意外と叫んだりしないもんだな・・・。出た言葉は、「おぅっっ・・・」ってな感じ
覗き込む男。固まる俺。その間約2秒・・・。
ちなみに男の手には、なぜかロウソク。
男「○○さんですね・・・」
俺「・・・はい」
男「お電話です・・・」
俺「・・・どーもすみません」


611 :7/14:2008/06/01(日) 03:11:48 ID:LX+5VDXB0
男に先導されて廊下を歩く。廊下真っ暗。明かりは男のロウソクのみ。
寝ぼけているのか?俺?この時はあまり怖くなかった。不思議だ・・・。
廊下を歩いていると前の男が、「ヒッ・・・ヒッ・・・」という声を出しているようだ。
その度に俺、ビクッビクッっとする。この男笑ってね?

電話の前に到着。
男「どうぞ・・・」
俺「どうもありが・・・」
男がいない。どっか近くの部屋消えた?
キョロキョロと辺りを見回す。すぐ横にドアがあった。
ここに消えたのか・・・。少し安心した。
しかし、音も無く消えないでよっ!受話器を取る。
俺「・・・・もしもし」
受話器「ちょっと!全然携帯通じないじゃーん。どういう事よ~~!?」
彼女だった。
俺「ごめん。圏外のところにロケきてんだ」
ここからは普通に話していたと思う。なにせ寝ぼけている。早く寝かせてくれ。
俺「明日4時ごろ帰るから、それから会おう」
彼女「分かった。連絡してきてね。待ってま~す」
ヤレヤレだ・・・。

部屋に戻る。暗いがなんとか帰れた。さて寝よう・・・と思った時。
「あれ・・・なんで・・・??」
不思議・・だった。どう考えても不思議だった。
「何で彼女、この番号を?」
ロケに行くとは言った。結構遠い場所らしいとも言った。
しかし・・・正確な場所は俺でも知らなかった。なんでだ・・・?
寝よう・・・。考えても分からない。
意外と早く眠りに落ちた。

翌朝7時起床。荷物を担いで食堂へ。朝飯も用意してくれているとの事。
スタッフ一同ゾロゾロと食堂へ入っていく。
昨日のことは夢だったのか?寝ぼけていたのか?
男に確認しなければ!!
しかし食堂に入った瞬間、このロケで最高にド肝を抜かる光景を目にした。


612 :8/14:2008/06/01(日) 03:15:04 ID:LX+5VDXB0
「おーーはようござーーいまーーーす!」
食堂に響く威勢のいい声。目を丸くするスタッフ一同。男が蕎麦を打っていたっ!!
男「みなさん良く眠れましたか?いや~私、蕎麦打つのが趣味でね!
 皆さんに美味しいお蕎麦ご馳走しますんで・・・ささ、早くテーブルへ」
一同ポカ~~ン。

男が蕎麦を打つのを、黙って見るスタッフ一同。
昨日とはうって変わって、ものすごく威勢のいい男・・・。
なんだこの豹変ぶりは!!??同一人物ですか??
俺は確認した。
俺「・・・昨日の夜はわざわざ有難うございました」
男「いやーー気にせんで下さい!全然大丈夫ですよ!」
どうやら同一人物ではあるようだ。そして、昨日あった事も夢ではなかったようだ・・・。
CA「昨日なにかあったの・・?」
俺「いや・・僕に夜電話が掛かってきて・・・取り次いでもらったんで」
CA「ふ~ん。そうなんだ」
男「お待たせしやしたっ!!!」


613 :9/14:2008/06/01(日) 03:17:56 ID:LX+5VDXB0
スマソ、9/14だがこれで最後な。


前に置かれる蕎麦。確かにうまそうだ。
その蕎麦を一口食った瞬間分かった!昨日の蕎麦も男の手打ちだったのか・・・。

俺たちは男に礼を言って洋館を出た。
なんか疲れたロケだった。
窓の外を見る。緑の木々が妙に美しかった。
俺は、なんで彼女が電話番号を知っていたのか?ボーっと窓の外を見ながら考えていた。
そして・・・あれ・・・その前に・・・不思議なことはもう一つあった。
なんであの男・・・俺の名前知ってたの?
挨拶はしたけど、自己紹介はしてないよね?
俺バイトだし当然名刺もないし・・・名前言っても仕方ないから名乗ってない・・・。

無事会社に到着。早速彼女にメール。
『仕事終わったら○○に行くから待ってて』
彼女メール『了解!』
会社を飛び出し待ち合わせのサテンへ。
早く確かめたい!なんで昨日番号が分かったのか!!??

俺が喫茶店に着くと、彼女は既に到着していた。
軽く昨日のロケの話・・・んで、核心へ。
俺「ところで昨日さぁー、なんで俺のロケ先の番号分かったの?」
彼女「え・・・電話なんかしてないよ。私」

本当にあった、学生時代の不思議な体験でした。付き合ってくれた人ありがとう。
信じられないかもしれないけど、実話です。


615 :後日談追加:2008/06/01(日) 03:23:14 ID:LX+5VDXB0
その会社は潰れたと風の噂で聞いたから、Dと連絡は取れない。
卒業してDの携帯も消したし。

しかし、あの時なんでもっと追及しなかったんだろ。
不思議体験は、後にも先にもこの一回だけです。

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