怖い話まとめブログ ロゴ
※旧怖い話まとめブログ跡地
このブログについて  お問い合わせ  オカルトblogランキング  怖い話まとめブログ管理人のツイッター  B!

※この記事はhttp://nazolog.com/blog-entry-698.htmlに移転しました。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


次の記事:『同居人』
前の記事:『一家心中のあった別荘の掃除』
[ --/--/-- ] スポンサー広告 | この記事をツイートする | B!

『ご飯』


ほんのりと怖い話スレ その48

611 :本当にあった怖い名無し :2008/05/28(水) 21:37:35 ID:6+rKiwnaO
小学3年生の二学期に転校生が来て、席が私の隣になった。
全然喋らない子で、何を聞いてもうつむいたまま黙ってる子だったんだけど、
ある日、給食を食べていたらその転校生が突然、
「最近、ご飯食べると気持ち悪くなっちゃうんだよね」と言った。
『ふーん』で終わればいいものを、私はその子がようやく喋ってくれた嬉しさからか、
「あっ!わたしもなんだー」と答えてしまった。

翌朝、トーストを一口食べたらなんだか気持ち悪くなり、
でも、家はご飯を残すと母親が烈火のごとく怒るので、無理矢理口に詰めた。
昼になり、給食を食べるがやっぱり気持ちが悪い。
とりあえず口に詰め、お手洗いで吐いた。

その日から、私は物を一切食べられなくなってしまった。
心配した両親は、ありとあらゆる病院に連れて行ったが異常なし。
そう、全く異常がないのだ。
栄養状態も普通。脱水症状も起こしていない。
体重はどんどん減っていくが、体には異常が何一つ起こらないのだ。
やがて飲み物も受け付けなくなったが、体は健康そのものだった。


612 :本当にあった怖い名無し :2008/05/28(水) 21:39:31 ID:6+rKiwnaO
冬休みに入り、毎年みんなで集まって年を越すため祖母の家へ。
祖母や親戚は母から事情を聞いていたものの、痩せこけて骨と皮だけになった私を実際見てかなり驚いた。
でも、無理に何かを食べさせようとはしなかった。

祖母の家には暖炉があり、毎日ぼんやり暖炉の火を見て過ごした。
何日か火を見ていたら、突然お腹が減ってきた。
朝ご飯の残り物を片っ端から食べた。
その後は普通に食事がとれるようになった。

いまだに母と「あれはなんだったんだろう?」と、当時を思い出して話す。

次の記事:『同居人』
前の記事:『一家心中のあった別荘の掃除』
[ 2010/11/16 ] ほんのりと怖い話 | この記事をツイートする | B!


copyright © 2025 怖い話まとめブログ all rights reserved.
/ プライバシーポリシー