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『正義感』


後味の悪い話 その21

803 :本当にあった怖い名無し:04/11/19 13:20:05 ID:7O7Zm/VC
昨日の『京都迷宮案内』が後味悪かった。
細かい所間違ってたらごめんね。

万引きしたホームレスを追いかけて青年が刺殺される、という事件が発生。
主人公の新聞記者が事件を追ううちに、
青年の父親が元警官で、妻を殺した強盗犯と格闘した勇敢な人物であることがわかる。
正義の味方である父親の影響を強く受けたが故に死んだ悲劇のヒーロー。
一見美談だが、疑問を感じた主人公は独自に調査を開始。
そして青年の恋人から、青年が父親を憎んでいたことを知らされる。
実は強盗犯と格闘したことは嘘で、本当は包丁をつきつけられて震えていただけ。
それを見ていた青年は、父のようにはなるまいと決意。
万引き犯を追いかけたのも、父のように逃げる男にならないためだった。
最後の言葉も「俺逃げなかった。父さんみたいに逃げなかったよ…」。
全てが明るみに出た後も、父親は「全ては息子の勘違いだ」と否定。
自分が警官だった頃の手柄を一人芝居で語りつづけてEND。


806 :本当にあった怖い名無し:04/11/19 13:52:19 ID:L7pfvO09
>803
実際の事件で似たようなのがあった。

コンビニで酒を万引きした浮浪者を、コンビニにいた客の青年が追いかけて捕まえる。
浮浪者はしらを切り、青年は怒って浮浪者を殴る。
浮浪者は慌ててお金(200円くらいだった)を出して謝るが、
青年は「反省の色が無い」とさらに暴行を加え浮浪者を殺してしまった。
200円で死んだ浮浪者も、少なくとも初めは正義感から追いかけてた青年もやりきれないなと思った。

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