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『虐待』


後味の悪い話 その21

503 :本当にあった怖い名無し:04/11/11 12:31:17 ID:evKX7M5n
自分の話なのですが、友人に後味ワリーよ!と言われたのでこちらに。

私は8~9歳位から父親に、理不尽な事で殴る・お前は屑だ!とか色々罵倒される
という、お約束のような虐待を10年近く受けてました。理由は、多分
自分の思い通りの子供にならなかったからという、非常に勝手な理由で。
それまでは、大人しくて喋らずほとんど反抗もしない子供だったので、猫可愛がり
されてました。ただ流石に小学校入って色々知恵が付くと、色々喋ったりするように
なるじゃないですか?それが自分の理想の子供像とずれていたみたいで。。
流石に高校生位になる頃には、体力的に抵抗できるようになったので
殴られなくなりましたが、その分毎日顔を見るたび陰惨な罵倒を浴びせられ続け
階段から突きおとされ、殺されかけたりして立派なメンヘラーになってました。
それでも、父親は外面が異様に良かったので、誰に相談する事もできず、
言っても全く信じてもらえなかった所か、私が悪い・・・みたいな事を
信頼していた大人にまで言われ、人間不信度MAX。母親も泣いてばかりで頼りに
ならない。
それで、家に殆ど帰らず、結構無茶苦茶な生活をしていた頃
父が事故で危篤との知らせを受けて、嫌々病院へ。長年の恨み晴らすのは今と、病床で動けないけど
意識のある父にざまみろ自業自得、今までの報いじゃボケ早く詩ね、みたいな事を言って悔しがる父を尻目に笑いながら
今までの復讐できてスッキリ気分でさっさと帰宅。
この時で終わってればいい話だったんですが、本格的に家を出ようと準備していたこの日の夜。


504 :本当にあった怖い名無し:04/11/11 12:33:22 ID:evKX7M5n
病室での顛末を聞いた父の年の離れた従姉妹の叔母さんが来て、父を許してあげてね、と言うのです。
当然許せるわけもない放っておいてくれ、と言うと叔母は
あなたのお父さんも、同じように親(祖父母)からされていたの。もっと酷かったかもしれない。と。
あの父も虐待されて育ってたのです。
叔母曰く、親に全く甘えずに育ったから自分の子供をどうしたらいいのか分からなくて、悩んでいたんじゃないかと。
しかし、私にそれを仕返していいとは思えず、まして許せる気分にもなれなかったのですが
母が泣きながら謝り、出してきた父の手紙で非常に後味の悪い思いをしました。
手紙は、結婚する日に母に当てて書かれたもので、読むのも恥ずかしいようなラブレターだったのですが
その中に、
僕は、暖かい家庭を知りません。だけど君となら暖かいやさしい幸せな家庭を作れると思います。一緒に穏やかかで
暖かい家族になりましょう。
とあり、タバコを止めるとか、子供ができたら全力で守って可愛がるとか。
当時、私は子供ができたら父とちがって可愛がるのに、とかやさしい人を見つけて暖かい家庭を作るのにと
思っていた思いそのままの、手紙を見てしまい激しく欝になりました。

ちなみに、そのまま家を出てその後父とは会って居ません。それと今だに歴史を繰り返してしまいそうで
自分が信用できず一人のままです。
長文すんまそ。

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