∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part64∧∧
602 :聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :2012/10/03(水) 23:50:11.00 ID:42I9eXvv0
枝打ち職人に聞いた話。
枝打ちの最中に霧が出てきたので、作業を止めて山を下りることにした。
林道端まで戻ったが、車が見つからない。
そこは人里離れた山奥なのでバスは通っておらず、徒歩なら、国道に出るだけで小一時間は掛かる。
徐々に濃くなる霧の中、焦りつつも必死で探して回ったが、どこにも車はない。
仕方なく林道を歩いて下り、国道沿いに住む知人に自宅まで送ってもらった。
自宅に戻ってみると、車はいつも停めている駐車場に停めてあった。
腑に落ちない心持ちのまま家に入り着替えをしていると、携帯や財布の入ったポーチを紛失していることに気がついた。
山仕事に行く時は何時も、ポーチは車中に置きっぱなしにしているのだが…
603 :聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :2012/10/03(水) 23:51:20.41 ID:42I9eXvv0
この話を聞いたのは随分前のことです。
ただ、なんとなく中途半端な感触で纏めるのも難しかったので放置していたのですが、
>>383-385の書き込みを読んでちょっと引っかかったので、改めて纏めてみました。
※383-385
383 :本当にあった怖い名無し:2012/09/18(火) 23:11:10.92 ID:tCYBM4TbO
山でお化け見た。白いの。
一瞬、山よりでかかった。
記憶ごと人食って消えた。
384 :本当にあった怖い名無し:2012/09/18(火) 23:16:12.56 ID:tCYBM4TbO
村ごと誰も居なくなった。
記憶ないから気づかない。
廃村が残る。理由不明の。
385 :本当にあった怖い名無し:2012/09/18(火) 23:20:14.03 ID:tCYBM4TbO
山ごと食っても良いのに。
人だけ食う。跡形もなく。
許せない。俺も記憶消せ。
この話、最初から気になっていたのは、山から一人で下りてきたというあたりです。
昔はともかく、今時は山で作業をする者が一人で奥山に入ることは少ないのです。
深山に一人で入って怪我をすると、助けを呼ぶことすらできない可能性があるので。
『そんなことはない』と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
少なくとも自分の感覚では、山奥で単身仕事をするのはレアケースだと思います。
もしかしたら、語り手さんは仕事仲間の車で山に入ったのではないか?
で、白い霧(のようなもの)が、人を、関連するモノや記憶ごと食べたとすると…
そういう風に考えて、少し背筋が寒くなった次第です。
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