∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part64∧∧
219 :本当にあった怖い名無し:2012/09/05(水) 13:58:24.26 ID:ASvnoGC0P
祖母の昔語りで聞いたこと。
いつの頃からか分からないが、ある地区の言い伝えによると、
祭りの後には何故か、必ずといっていいほど一人の行方不明者が出ていたそうだ。
行方不明になるのは決まって年頃の青年だという。
毎年、夜祭りの神楽の最中にいなくなった?と思われるが、
夜神楽の最中には村人が全員、神社に集まっているはずだし、
小さな山村なので都市部の祭りのように、外部から縁日の興行や見物客が来る事もない。
幼い子供ならともかく、ある程度成長して力も体力もある男性が、なぜ簡単に行方不明になるのだろう。
ましてや、若い男は農家にとって貴重な働き手でもあるはずなのに?
その集落では◯◯◯さまという土着の神を祀っているそうだけど、
ネットで検索しても◯◯◯さまの詳しい情報は出てこないし、祭祀の内容などもよく分からない。
口減らしや生贄でこっそりと…という想像が当てはまらない所に、嫌な感じのリアルさがあって、より不気味だと思う。
220 :本当にあった怖い名無し:2012/09/05(水) 14:26:10.08 ID:NczyqLkO0
>>219
まあ、言い伝えのようなもんなんだろうけど、いつ頃の昔話なんだろうね
普通の祭りでそんな昔話があること自体、確かに不気味だな
223 :川の畔・その2:2012/09/05(水) 15:15:59.02 ID:ASvnoGC0P
>>220
明治~大正時代の郷土史に記録があるようです。
昭和の時代になってからは不明。
ただ、祖母がちょっと口を濁していた事から察するに、被差別部落とかそういうのが絡んでる可能性もあるので、
おそらく大学の聞き取り調査などでも、これ以上の話が出てくる事は無いでしょうね。
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