【全米が】なんか笑える霊体験16【テラワロス】
585 :本当にあった怖い名無し:2010/10/03(日) 09:55:26 ID:b3A1HteO0
お彼岸の終わりの日に、友達と真夜中に歩いてコンビニに買い出しに行ったところ、
無灯火の自転車に轢かれそうになった。
友人が襟首を引っ張ってくれたから轢かれないで済んだんだが、相手も驚いてよろけてる。
(俺、黒の上下だったから、相手も気付かなかったんだろうね)
良く見ると、高校生位の人のよさそうな男の子。
でもさすがに無灯火走行は危ないので注意しようとしたところ、友人が俺を制しながら相手に話掛けた。
友人「無灯火は道路交通法で、5万以下の罰金刑だぞ」
相手「え!?」
友人「ただの無灯火なら注意で済むが…歩行者を轢いて怪我させたら、自動車と違って保険がおりないからな。
自分を守る為にも、気を付けた方がいい」
相手「あ、はい。すいませんでした」
俺「いいよ、ぶつかった訳じゃないし…でも今度からは気を付けてね~」
友人「道に迷わず、気を付けて逝けよ」
相手「…はい、気をつけます~。ホントにすいませんでした~」
友人の言葉に相手の男の子は一瞬面食らった顔をしたものの、すぐに笑顔で答えると、
お互い手を振りながらほのぼのと別れた。
別れた後、「素直な子だったね~」とのん気に友人に話掛けると、友人は5秒ほど考えた後に、
「…あぁ…お前、区別が付かないんだっけな。アレ、死んでる子供だぞ?」とのたまった。
友人は「お彼岸だったから、家族の元に還って来てたのかもな」と珍しく笑っていたけれど、俺は1人でパニック。
…そういえば、自転車の音全然聞えなかった…ブレーキ音も点灯の時の音も。
そう、俺はリアルに見えすぎて、死者と生きてる人間の区別がつきません。
さすがに足だけとかパーツの人(?)なら分かりますが、脱衣所のお婆ちゃんのように全身見えると判別出来ん。
(脱衣所のお婆ちゃんには、後日冷たい麦茶入れておきました。飲んでくれたかな~?)
お蔭で幽霊さんにナチュラルに挨拶して、周囲の人の視線が痛い時も…
ここの皆さんはどう見えてるんだろう?
しかし、幽霊と分かっていながら道路交通法を持ち出す友人も友人だが、自転車であの世って逝けるのかぁ…
とりあえず、あの子が迷わずに愛車で戻れてたらいいな。
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