恐い話@同人30
889 :恐い:2011/07/23(土) 16:31:29.37 ID:qbUraiEm0
原稿を朝までやってて、早朝に仕事から帰ってくるダンナとジョギングしてた頃の話。
冬だったから外は真っ暗で、寝てない頭で走ってたから、ときどきヘンな人?霊?とか見かけてたんだけど、
一番怖かったのが、3メートルくらいはある透明なものがのっしのっし歩いてるのを見たとき。
明らかに人間じゃないスケールのモノが50メートル先くらいを歩いてて、いっぺんに目がさめた。
例えるなら、もののけ姫に出てきたダイダラボッチみたいな感じだった。
走って追いかけたんだけど、通りを曲がったとたんに消えてしまった。
一緒に走ってたダンナは気づいてないっぽかったから黙ってたんだけど、
「今の見た?」て聞いたら、そのときは「何のこと?」て言った。
半年ほどたってその話をしたら、
「実はあのとき自分もそれを見た。怖くて言い出せんかった」とのたまった。
ダンナの目にはダイダラボッチじゃなくて、白く光るやたらでかい男に見えてたらしい。
どっちにしても得体のしれないものがウヨウヨしてるんで、日の昇らない早朝のジョギングはそれからやめた。
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