∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part63∧∧
862 :聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :2012/08/11(土) 23:19:45.98 ID:i0jelgnr0
Kさんに聞いた話。
Kさんの父親は若い頃炭焼きを生業としていて、山の斜面に築いた窯で良質の炭を焼いていた。
腕前は名人級だったが、それでも年に数回は生焼けの炭ができてしまう。
どうやら窯の中の温度にムラが生じているようで、生焼けの炭は火口から奥へと一直線に並んでいる。
そして、そんな時は決まって麓の集落で死人が出ていた。
「どうもね…何かの通り道に窯を築いてしまったらしい」
父親は常々そう言って嘆いていたそうだ。
次の記事:
『東京のホテルに泊まった』
前の記事:
『木の上』