【全米が】なんか笑える霊体験13【テラワロス】
479 :本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 19:39:11 ID:8P3zJf8pO
小学生の頃の話。
祖父母の家は田舎のそこそこでかいお屋敷で、家の周りをぐるっと漆喰の壁で囲まれてたんだ。
道路からは田んぼの畦道を通って裏口から入るのが最短ルートなんだけど、
裏口の門の近くの漆喰に、右半身がめりこんだ状態の女性が昼夜問わずにいたんだ。
黒髪で、白っぽい長袖ワンピースみたいな格好で、全体的に薄い。
昼間は我慢できるんだけど、夜はまじで無理!って感じだった。
でもある日、じいさんがグズる俺にキレて、
漆喰の壁をバンバン叩きながら「どこにそんなんがおるんじゃ!わしにゃ何も見えんぞ!」とか言われた。
その叩いてるとこがまさにめり込み女がいる場所だったんだけど、
じいさんが叩く度に壁にめり込んでいって、最終的にいなくなった。
薄いから表情は読めなかったけど、叩かれるとビクッとなりながらめり込む様が面白くて笑った。じいさんも笑ってた。
高校生になって、なんとなくあの日なんでキレたのか聞いてみた。
じいさん曰く「おまえの母さんも、子供の頃におんなじ事いっとったんじゃ」とのこと。
母さんの時はいろんなとこ叩いたらしい。俺の前で叩いた場所が母さんが泣き止んだ場所だったから、覚えてたんだってさ。
そんな無茶をするじいさんですが、今も庭いじりやらギャンブルやらやって元気にやってます。
次の記事:
『古典的な仕掛け』
前の記事:
『予言する友達』