不可解な体験、謎な話~enigma~ Part82
139 :本当にあった怖い名無し:2012/06/13(水) 10:48:48.84 ID:XOW6IM1G0
子供のころのこと。叔父が中古のビルを買った。
内装工事をしていてその様子を見に行くとかで、自分も連れて行ってもらった。
ビルと言っても小さいもので、築20年はたってそうなボロ。
大がかりなリフォームをするらしくて、
自分たちが行った時は、結構な人数の職人さん?技術者さん?が忙しそうに働いてた。
面白いんで、入口近くの邪魔にならないところでしばらく見てた。
そしたら、廊下の壁際で電気設備をいじっていた人が、「あれ?ここに変な隙間がある」って叫んだ。
職人さんたちがわらわら集まってきて、「本当だ、何だこれ?」とか言って、確認のために壁の所にちょっと穴を開けた。
自分も見せてもらったけど、隙間っていうより、壁が2重になっている感じ。
で、結局壁全体をはがしてみることになった。
140 :本当にあった怖い名無し:2012/06/13(水) 11:04:37.16 ID:XOW6IM1G0
はがすのに時間がかかったけど、叔父も連れの人も自分も興味深々だったのでずっと見てた。
予想通り壁が2重になっていた。廊下全部じゃなくて、その一部、180センチくらいの部分。
隙間の奥行きは40センチくらい。換気用の穴もない、完全な密閉空間だった。
棚とかも何もなかったけど、床に何か置いてあって、見てみたら、
すごい小さいテーブルみたいな物と、その上に茶碗と箸、湯のみ。
あと、何かいっぱい書かれている紙切れ数枚。
職人さんたちは「物入れにしてたのを塞いだんだろ」と納得して、それでおしまいになった。
で、若い職人さんが「その中のもん、片づけろ」と命令されて、「はい」って言って茶碗を持ったんだけど、
そのとたんに「うわっ」と言って茶碗投げ出して、「…柔らかい!」ってつぶやいた。
親方っぽい人に怒られてたけど、二―チャン青ざめて、
「だって、この茶碗の中の飯粒、まだ柔らかいんですよ!さっき食べたばかりみたいに…」って言ってた。
なんかあとはよく覚えていない。
家に帰ってから、母親が「工事現場なんて危ない所に子供を連れて行くなんて!」と叔父に怒りまくって修羅場になって、
そっちのほうが怖かった。
141 :本当にあった怖い名無し:2012/06/13(水) 12:07:43.39 ID:0odiKZPn0
話はうそ臭いけど
魔が入ると喧嘩騒ぎが起きるんだよな
喧嘩をやめて墓参りでもすると収まる
143 :本当にあった怖い名無し:2012/06/13(水) 15:26:45.60 ID:NpRvY2s30
密閉空間に食事の用意っていろいろなところで聞くわ
中身がどうだったかまでは知らんけど
145 :本当にあった怖い名無し:2012/06/13(水) 15:44:47.16 ID:exS5mKp80
食事の用意ってのはオカルトの古典だな
メアリー・セレスト号事件の捏造された部分だわ
146 :本当にあった怖い名無し:2012/06/13(水) 15:57:32.42 ID:XOW6IM1G0
うそ臭いとか捏造とか言われるとなんかなー…。
まぁ、だいぶたってから叔父にこの話をした時には、
叔父は「そういやそんなこともあったな。柔らかいとか言ったのは、あの兄さんの冗談だろ」と笑ってた。
真相はそんなところかもしれない。
すごくビビって見えたけど、芝居かもしれんし。
>>143
そうなの? なんかそういうマジナイとか習慣があるんだろうか?
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