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『ワンマンショー』


◇ 心霊ちょっといい話VER.12 ◇

776 :本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 17:52:59 ID:0RpOsjNn0
自分、子供の頃はすごく病弱で、しょっちゅう寝込んでた。

幼稚園の頃に風邪をひどくこじらせた。
寝ながら夢を見たんだけど、どこかの河原(石がゴロゴロ転がっている)でぽつんと1人で立ってる。
何かヒマだな、寒いな…なんて思ってたら、どこからともなくガチャガチャ音が。
見回すと、甲冑つけた人が三人、こちらに歩いて来ていた。
三人は自分の前にドカッとあぐらをかくと、
「○○(自分の事ね)、何をしておる?」
何と言っても幼稚園児の事、文脈がわからなくて、『何をしている』→『幼稚園で何をしている』と脳内変換。
その時、運動会で披露する予定だった踊りを披露した。元気いっぱい。
最初は露骨に戸惑った感じだった甲冑三人も、1曲踊り終わる頃には和んだらしく、
「他にも何か見せてもらえないか」なんてリクエストしてきた。
自分もテンション高く、ありったけのレパートリーを踊った…
夢の中だというのに妙にリアルで、石に足をとられて転んだりしつつ。

レパートリーが尽きかけた頃、それまでヤンヤ、ヤンヤと手拍子していた三人がむっつりしていることに気付いた。
それに、三人で何事か話している。時々、気まずそうにこちらを見ながら。
何となく妙な雰囲気だなぁと踊りやめてぼーっと三人を見ていると、どうやら話がまとまったらしく、
「○○、数は幾つまで数えられる?」と聞いてきたので、元気いっぱい「ひゃく!!」と答えておいた。
三人はうなずくと、「では○○。またいづれ」と順番に自分の頭を撫でて去っていった。

当時は不思議な夢を見たなぁ位にしか思ってなかったけど、成長するにつれ何となく状況が理解できた気がする。
河原→賽の河原
甲冑三人→恐らく御先祖(土着一族なんで、戦に参加したのもいた)
不思議とはっきり覚えていた甲冑の家紋は、もう断絶した本家のものだったと大人になってから知った。
きっと、あの晩自分は死ぬ筈だった。
三人もそのつもりで迎えに来たけど、いたいけな園児のワンマンショーに、世代を超えた『祖父バカ』が発動…
見逃してくれたのでは。
どんなに世代を超えてても、孫はかわいいもんなんだなw


778 :本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 18:18:54 ID:xti6gd/r0
>>776さんは、ひょっとして100歳まで丈夫で長生きするとか?


781 :776:2008/02/07(木) 08:38:18 ID:gZy3Gxpr0
文脈からしたらそうなのかもしれないけどw
100迄なんてマンドクセなんで、自分は適当なとこで、あとは子や孫に繰り越してやって欲しいよ。
まだ子も孫もいないけどさ。
と書いて、『親バカ』はウチの一族の遺伝体質なんだと確信したw

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