◇ 心霊ちょっといい話VER.6 ◇
402 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/16 00:20 ID:3OwEEKoJ
ずっといじめられていた私は、高校生になるまで友達1人いない暗い人生を歩んでいました。
それが、高校に入ったとき初めて友達ができたんです。
もう本当にうれして、初めて友達がいてくれることの喜びを噛みしめました。
毎日が楽園で、たとえ勉強ができなくても何でも頑張れるっていう気持ちでいました。
ですが、そんな楽しい日もあまり続かず、
家庭でのトラブルがたえない我が家で、自分はもう死ぬしかないって思いました。
もちろん、そんなこと誰にも話せないし、1人でできるだけ迷惑をかけず逝くつもりでした。
でも、私にも未練が一つだけあり、それは友達の事でした。
初めて感じた友達がいることの幸せを教えてくれた、A子とB子の涙を流す姿だけは見たくない。
生きていたいって思っていたんですが、家庭環境はもうどうにも私の力ではどうにもなりません。
やはり死しかないと覚悟を決めて、死までのカウントダウンがはじまり、
A子B子にはたくさん笑ってもって幸せになってもらおうと、テンションあげまくって2人を必死で笑わしてました。
403 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/16 00:23 ID:3OwEEKoJ
そんなとき、Aがいきなり浮かない顔をして登校してきました。
私が「どうした?」と聞くと、
「●●(私)が、病室の分厚いガラスの向こうで苦しんでもがいていて、
なんとかして助けてあげたいのにどうしたらいいかわからないくて、
私も泣き叫んで『●●をお願い助けてー』って泣き叫んでる夢みたの。
あんな●●の苦しんでる姿見てかわいそうで気が狂いそうだった。
大丈夫?何かつらいことあるんじゃない?」
と言われた。
私は驚いたけど、しまったって思った。
この気持ちが、大事な友達に知らず知らずの間に通じてしまったのではないかと、
申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
だから友達に、
「私は大丈夫。A子、B子、●●(私)達は絶対に幸せになろうね!私にとって友達は一生の宝だよ」と言って返した。
それから卒業して私たち3人はバラバラになったが、それぞれの道をみつけ、
私は今年の10月に結婚式をすることになった。
それが3人の再会場所となった。
あの時、本当に死ななくてよかった。
A子B子しか私には友達いないけど、命はってでもおしくない友達と出会えて本当によかった。ありがとう。
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