∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part45∧∧
37 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/07/19(日) 20:26:18 ID:vOrrc8SA0
知り合いの話。
彼は仕事柄、山に籠もることが多いそうだ。
祖父が色々と教えてくれたのだが、その中に一つ変わった注意があったらしい。
「日付が切り替わる頃合にゃ、山ン中をうろつくんじゃないぞ。
この山ン中じゃ、時間ってのは連続して流れてないんだ。
昨日が終わって新しい日が始まる時に切り替わるのよ。
これが円滑に替わりゃ問題ないんだが・・・時折な、ズレが生じてる」
「そんな場面に出会すとな、ズレた所から妙なモンが見えちまうんだ。
この世の理の外にいるっていう外道がよ。
うっかり見つかって、引き摺り込まれたら帰って来れねえぞ」
この山じゃ百鬼夜行でも見えるのかいな。
そんなことを考えたが、言い付け自体はしっかりと守っているのだという。
次の記事:
『とある山の危険なポイント』
前の記事:
『カタリ』