~戦場・戦争にまつわるオカルト~
62 :本当にあった怖い名無し :2006/07/02(日) 17:13:01 ID:wmH8WCeb0
現代に大東亜戦争時の日本海軍の軍艦の名前を聞くと、真っ先に『大和』が上がると思うが、
『大和』は当時極秘に建造されていたために、国民には存在は知らされておらず、
有名になるのはむしろ戦後だろう。
逆に戦前戦中にかけて帝国海軍の軍艦と国民に聞けば、間違いなく『長門』と答えたのである。
長門は昭和13年から17年まで連合艦隊の旗艦まで勤めた、帝国海軍のシンボルであった。
しかも、大和が戦中末期に撃沈されたのに比べ、長門は数々の戦いを潜り抜け、
終戦時まで残った唯一の巨大戦艦であった。
しかし、戦後米軍に接収された長門は、原爆実験の標的艦として最後を迎える。
一回目の実験でも無傷で残り、
2回目の実験でも僅かに傾いただけで、他の米軍戦艦が沈む中で唯一水上の上で悠々と残っていた。
これには米国実験者は驚嘆し、長門の構造を調べ上げようとした矢先、長門は忽然と海上から姿を消した。
日本が2発の原爆で降伏したのに対して、長門は2発の原爆にも耐え、アメリカによる解体からをも許さず、
まるで自決するかのように自ら沈んでいった・・・
まさに、大日本帝国海軍の最後の意地を見せた最期であった。
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