【クックパッドで】嫁のメシがまずい112皿目【クックバッド】
682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/19(火) 16:51:18
結婚して50日。嫁の飯がまずいと結婚してようやく気付いた。
袋入りでソースが粉の焼きそばを、フライパンのふちいっぱいにたぷたぷに水を入れてこね回し、
なんだかよく分からないぶよぶよで焦げ臭い塊に、
パセリ(炭化)と白菜(生)セロリ(生)と鶏肉の切れ端(生)が混ざったものにしたのを出されて、
ようやく『駄目だ』と本格的に気付いた。
食欲がないと言って残したら、次の日の弁当に無理矢理割ったそれが入っていて、会社の同僚に見つかった。
泣きついた。
その夜は同僚の家にお邪魔した。同僚の奥さんはかなりのメシウマ。
同僚も奥さん本人も「上手くない。凝った料理は作れない」と言うが、
基本の料理をきちんと作れて、家庭のお惣菜はなんでもこいの、昔のおかんという感じの人。
超うまいチキン南蛮と、自家製青じそドレッシングのかかった京菜と新玉ねぎのサラダと、
新じゃがいものきんぴらと、豆腐とあぶらげの味噌汁と、真っ白いごはんを食っていたら、泣けてきた。
本当にどんどん泣けてきて、ついに号泣。
29の男がおんおんと声をあげて泣いた。同僚と奥さん唖然。俺も正直唖然。
どんどん食べな、とごはんを追加で炊いてもらって、ごはんを鍋で炊いているのに更に泣いた。
本当に、どれだけうまい飯が嬉しくて、まずい飯がどれだけ堪えるか知った。
ごはんを2合食って、泣きながら「嫁の飯がまずくて、どれだけ言って聞かせても逆ギレするだけ」と話した。
弁当箱の中に残していたやきそば的なものを見せて、泣いて話した。
奥さんは「私も他人のこと言えないよ?」と同情的だったが、それを見て絶句。
やきそばだと言うと、「うーん…」と困り顔。
奥さんも仕事を持って忙しいが、「本当に基本のことなら、私で良ければ…」と、
料理を嫁に教えてくれると言ってくれた。
帰って、嫁に「同僚のAの奥さんが料理を教えてくれるって。よかったら、教わってみないか?」と言ったら、
嫁ガン切れ。
「結婚したときのパーティのあと、Aさん送っていったときに見たわよあの人!!
あ ん な ブ ス に 教 わ れ る は ず な い じ ゃ な い ! !」
いろいろあって、今離婚協議中。あーあ…。
683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/19(火) 16:54:49
メシマズだけじゃなくて性格まで(゚д゚)マズーだったんだな…
なんで気付かなかったんだ。
685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/19(火) 17:09:12
その色々の部分を教えろよ
つかここの住人は既にその焼きそばでは驚かないのが、なんかもうね・・
686 :682:2009/05/19(火) 17:51:16
ものすごく長くなりそうだけど、書いていいなら…。
思い出すだけであのときの涙が蘇る。
>>683
ちょっときつい性格だとは思っていたし、自分が美人なことを知ってる性格だったけど、
そこがまた可愛いと思ってたんだ…。浅はかすぎた…。
あ、言っておくけど、別に同僚の奥さんはブスじゃない。
特別美人でもないが、いつもは普通に可愛い人だ。
送っていったときは既に明け方で、化粧なしにパジャマに髪も何もしてなかったんだから、
野暮ったく見えて当然だと…。
嫁もそれ言ったあとにバツの悪そうな顔をしたが、俺はもう何も言う気力もなく寝室に引っ込んでしまった。
次の朝起きて、朝食のときに、揚げ餃子とセロリの入った味噌汁が食卓にあって、
「なあ、本当に教わってくれよ。俺も一緒に教わるよ。一緒に頑張ろう」と諭してみたが、無視。
また悲しくて涙が出た。
それを見た嫁が「なんでこの料理じゃ駄目なの!?普通のお味噌汁と同じじゃない!!」と、またガン切れ。
「どこが普通だ!!!」と泣きながら言うと、嫁も泣きながら、
「普通じゃない。油揚げとかあぶらものだし、長ネギでしょ!」
(゚Д゚)ハア?
「これは セ ロ リ だ!!!」
「何言ってんのよ!!」
「お前が何言ってんだ!!」
会社でAにそれを話して、「もう疲れたもう嫌だ。そんな言い逃れをする女じゃないと思うんだ」と愚痴った。
A「もしかして、根本的に食材の名前が分かってないんじゃない…?」
よく思い出してみると、嫁の作るものはいつも何かがおかしい。
味付けもおかしいんだが、ハッシュドビーフに豚肉、さばみそと言って出すものもサゴシ。
ちりめんじゃこの浮かんだ味噌汁もよく出てくる。
とりあえず同僚に、「奥さんにはとりあえず保留と言うことで、申し訳ないと言っておいてくれ」と伝えて、
その日から一緒にスーパーに通った。無理矢理連行した。
案の定、肉類は何の区別もついていない。牛豚鶏の区別がついていない。肉は『肉』というひとくくり。
魚は丸のままだと何の区別もついていない。切り身になると赤身白身の区別はついていた。
687 :682:2009/05/19(火) 17:52:52
煮干とちりめんじゃこは同じもの、干物類は「ちょっと大きな煮干」(だしが取れる)という認識。
鯵の開きのぶつ切りが入った、だしなし味噌汁の理由が分かった。
わかめと昆布の区別も同様。わかめが大量に入っている鍋物や、味噌汁の理由が分かった。
酷かったのが野菜。本気で長ネギとセロリの区別がついていない。
ラディッシュとさつまいもの区別がつかない。
「書いてあるだろ?」と言うと、
「スーパーで買い物なんかしたことないから、
棚に書いてあっても、その上の物を指すのか下のものを指すのか分からないし、
そもそも偽装するから信用出来ない」だそうだ。
ひとつひとつ教えたんだが、
「肉なんかどれでも一緒でしょ?いちいち貧乏臭い!」とか、
「(店が)嘘ついてるかもしれないでしょ?!」と話にならない。
肉がどれも同じはずはないと思うんだが、本人曰く、
「ビーフステーキもチキンステーキもあるじゃない。同じだから同じ調理法なんでしょ」だとさ。
屁理屈すぎる…。
689 :682:2009/05/19(火) 17:54:42
そんなこんなで2週間ばかり、「これは鶏肉で、これは長ネギだよ。今日は親子丼とかどう?」みたいな感じで、
食材を限定して、なるべくシンプルな夕食を作ってもらっていた。
Aの奥さんにレシピノートをコピーしてもらったんだが、
それも奥さんのお母さんからの代の、
昭和40年代からの新聞や雑誌や料理本の切り抜きに、細かく書き込みがしてあるもので、
嫁に見せるとまた、貧乏臭い!とかキレられそうだったので、いちいち俺が文章に起こして渡していた。
それでもまだ、ウスターソースに、
(調味料をすべてこじゃれた瓶に詰めなおして置いてあるので、
『濃縮だし』と間違えたのか、創作なのか未だに不明)
鶏肉と長ネギを入れて、割りいれただけの卵(といてない)をかけて、焦げ付いたりしたものが出てきていたが、
食材を買うところからいちいち口を出しているので、調理過程には口を出していなかった。
その2週間がすぎると、急にものすごく料理が手抜きになった。
ごはんはサトウのごはん、味噌汁はインスタント。惣菜はスーパーやデパ地下。
嫌になったかなあと、ちょっと反省しながら、
「なあ、Aの奥さんに教わるのが嫌なんだったら、お義母さんに教わろう?ちょっとずつさ、習おうよ」
と言ってみたら、嫁顔真っ青。
「嫌!!やめて!!お母さんになんか習いたくない!!」
「え、あ、そう…?」
「……Aさんの奥さんに、習ってもいい…」
「習ってもいいじゃなくて、教わりたいだろ?」
「うん…」
別に義母と嫁は仲が悪いわけじゃない。ごく普通だ。
なんだろうこのリアクションと思ったけど、嫁なりのプライドかと思って何も言わなかった。
690 :682:2009/05/19(火) 17:56:41
ちょっと思い出して気持ち悪くなってきたから、外の空気吸ってくる。
長文だしまだ続く。要らんかったら言って。
「『嫁がまずいと結婚してようやく気付いた』2/2」に続く
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