∧∧∧山にまつわる怖い話Part11∧∧∧
『獲物』
569 :本当にあった怖い名無し:04/08/10 22:40 ID:PIJd173C
猟師が鳥の群れに向かって鉄砲を撃った。
見事命中。
数メートル離れたところに落ちた獲物めがけ、すぐさま走り寄る。
拾い上げてみると、鳥の両目はえぐり取られていた。
『凍死者』
570 :本当にあった怖い名無し:04/08/10 22:42 ID:PIJd173C
雪山の尾根で老人の死体が見つかった。
外傷はなく、死因は凍死。
薄手のシャツにスラックスという軽装で、足元はスリッパ履き。
手にはなぜか雑誌が握られていた。
後の調べで、さらに不可解な事実が判明した。
老人は、乗っていた旅客機がその山の上空を通過している最中、
トイレへ立ったきり行方が分からなくなっていたのだ。
『絡みついていたのは』
573 :本当にあった怖い名無し:04/08/10 22:45 ID:PIJd173C
作業員が、崖崩れの現場を測量中に足を滑らせてしまった。
岩肌を転げ落ちながらも、無我夢中で両手を振り回すうちに、偶然、右手の指が草に絡みついた。
草はすぐに抜けたものの、そのことによって速度が落ちたおかげで、比較的平らな場所で止まることができた。
足下を見ると、ほとんど垂直の崖が数十メートル。
肝を冷やしながらも、掴んだ草を取ろうと掌を開いた。
絡みついていたのは草ではなく、黒髪だった。
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