∧∧∧山にまつわる怖い話Part6∧∧∧
713 :627 ◆DxCY1HKXjs :04/02/11 01:11
ふと思い出したのでうpします。
結構グロいです。そういうのがダメな人にはお薦めしません。
情報元の男性は、この話を子供にも聞かせたことがあるそうですが、
俺は彼の人格を疑い、また違う意味で西洋人の器のデカさを思い知らされました。
また宗教色が珍しく見られなく、もしや現実にあったのでは・・・と思わずにはいられませんでした。
魔女狩り、異端審問などが行われていた、俗に言う暗黒時代と呼ばれた時代。
疑わしき者は密告せよ、という風潮が常であった為、
当時の身体障害者や乞食、産婆や薬師などは真っ先に疑われており、山奥などに篭る者は多かった。
しかし、人々は密告するのに格好の相手がいなくなっては、自分達の身が危うくなる為、
篭った者達の行方を調べ、山狩りなどで彼らを見つけては密告していた。
ある日、密告があり、報告が六人ほどだったので、教会は三人の騎士を呼び出し、その山へと魔女狩りに向かわせた。
714 :627 ◆DxCY1HKXjs :04/02/11 01:12
三人が密告した村人に案内されて山を進むと、目の前に大きな洞穴が見えてきた。
そこに魔女達が身を潜めているという。
三人は神の名を唱え、悪魔払いの文句を叫び、洞穴に侵入した。
中には三人の女と三人の男がおり、彼らはそれぞれ夫婦のようであった。
一人の騎士が「魔女とその夫よ!汝らを浄化する!」と叫び、
一人の騎士が三人の男を問答無用と槍で串刺しにし、
一人の騎士が三人の女を抵抗させる間もなく縛り上げた。
当時の教会は腐敗しきっており、手足となる騎士達も例外ではなかった。
三人の女は美しかった為に彼らは欲情し、一人は妊婦であったにも関わらず女達を暴行した。
ひとしきり楽しんだ後、彼らは遊びで残虐な拷問をする事にした。
元々、拷問をして殺さなければならないのだ。それが浄化である。彼らに躊躇はなかった。
一人の女は体中に焼いた鉄棒を突きつけられ、全身が焼けただれ、痛みに耐え切れずに死んだ。
一人の女は全身を槍でめった刺しにされ、体中が穴だらけになり絶命した。
妊娠していた女が最も酷く、
性器をムチで裂かれ、焼いた鉄棒をそこから子宮まで押し込まれ、胎児を焼き殺されて女も狂い死んだ。
715 :627 ◆DxCY1HKXjs :04/02/11 01:13
死体を焼いて埋めた後、騎士達は彼女らの金品を奪い下山した。
下山してから三日ほどが経ち、一人の騎士にある異変が起きた。
突然病にかかり、全身がただれるような姿になり死んだのだ。
なぜこうなったのかはわからないが、その姿は彼が焼き殺した女にそっくりだったという。
他の二人はこの話を聞き、恐ろしかったが只の偶然だと鼻で笑った。
だが、槍で女を殺した男はとても不安になり、三人の女達が住んでいた山に行ってみる事にした。
山中は以前来た時よりもやけに陰湿で、また小動物の鳴き声や音も一切聞こえなかった。
違和感を感じ、不安になった騎士は道を引き返そうとした。
すると、途端に両足に激痛が走った。
痛みで歩くことさえ出来なくもがいていると、両腕、腹、胸、背中と痛みは広がっていった。
しかし、何故か斑点状に痛まない部分もあった。
余りのことに患部を見てみると、初めはぶす色に、そして緑色へと斑点状に皮膚が変色していくのが見えた。
部分的に皮膚が腐っていっているのだ。
彼は痛みにもがき苦しみながら絶命した。
716 :627 ◆DxCY1HKXjs :04/02/11 01:14
同じ時、最後の騎士が妻と夕食を共にしていたが、見知った神官に呼ばれ外出することになった。
彼は「夜も深い。しっかりと戸締まりをするんだぞ」と妻に言い聞かせた。
妻は妊娠していただけに、色々と気を遣っていたのだ。
用事が長引き、夜明け頃に彼は帰宅すると、妻は何者かに暴行されて死んでいた。
しかも、死体の子宮に棒を押し込まれた形である。
彼は酷く憤慨したが、妻の哀れな姿を見て、先日自分が殺した女を思い出した。
あの女は本当に魔女だったのではと、彼は震え上がり、次は自分の番だと考えた。
どうにか許しを得ようと考え、あの山に行く事にした。
入山すると、山が不気味なまでに騒がしく、また禍禍しく感じられた。
それでも随分進んでいると、彼は突然黒い何かに足を取られて躓いてしまった。
その何かとは、二人目の騎士だった。
黒くなっていたのは、小さな動物達が集っていたからだ。
動物を取り除くと、二人目の騎士は既に事切れており、動物達に身体を食われているようだった。
しかし、何故か体が殆ど腐っており、腐っていない個所だけが斑点状に食われていて、体の所々に風穴が空き、
まるで槍でめった刺しにあったような無残な姿だった。
残った最後の騎士はもう恐ろしくなり、女達を埋めた場所へと急いだ。
717 :627 ◆DxCY1HKXjs :04/02/11 01:16
場所へ着くと、墓標の前で騎士を許しを請い、魔女狩りを止めさせると誓った。
すると地中から声が聞こえてきて、
「私達を全て掘り出したら許そう。それが出来なければ、お前は業火に焼かれ地獄に落とされる」
と告げた。
騎士は必死に地中を掘り起こしたが、
騎士達は彼女らを焼き、棺おけにも入れずに埋めた為、遺体は完全に朽ちてしまっていて、
とうとう彼は女達を掘り起こす事は出来なかった。
数刻後、山に男の悲鳴が響き渡った。
不心得者が一人で入山すると、その叫びは今でも稀にそこで聞くことができるという。
718 :627 ◆DxCY1HKXjs :04/02/11 01:23
実際魔女狩りは、かなり惨いやりかたでされたらしく、当時の拷問器具を見れば理解できると思います。
わざとすぐ死ねないように出来ていますからね。
そして当時の被害者は、300万人~900万人とも言われているようです。
ご冥福をお祈りします。
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