丑の刻参りとは、日本古来の呪術。
※注意点・人を呪わば穴二つ。
(言葉の由来:平安期に加持祈祷を生業とした陰陽師は、人を呪殺しようとするとき、
呪い返しに遭うことを覚悟していた。
そのため墓穴を、自分の分を含めて二つ用意させていた。)
・誰にも見られてはならない。
見られると、呪いが自分に来る場合がある。
・器物破損などの犯罪に該当する場合が多い。
■服装
・白装束
・厚く塗った白粉と口紅
・お歯黒
・乱した髪
・白い鼻緒の一本歯高下駄
・白い鉢巻に五徳を立て、五徳に熊野のロウソク三本を挿す
・鬼胡桃の身から作った数珠
・首から丸鏡
・櫛をくわえる
・一反の白い木綿を腰から巻いて垂らす
■藁人形の作り方
・数十本の藁を15cm~20cmに切り、両端を藁・タコ糸・針金で結ぶ(腕になる)。
・腕と同じ本数で穂先の無い藁を、腕の約8倍の長さで切る。
・これを腕の中央から、挟むように半分に折る(上は頭になる)。
これの下を左右に開き(脚になる)、端や腕との交差部分を結ぶ。
・呪いたい相手の髪や爪を入れる。
■実行
・上記の服装、藁人形、五寸釘(7本)、鎚(つち)を用意する。
・丑の刻(1~3時)に、神社に行く。
・着替える。
・藁人形を木に、五寸釘で打ち付ける(一日1本、恨みを込めて「死ね、死ね」と呟きながら)。
・これを七日間続けて、五寸釘を7本打ち付ける。
■管理人から一言
・この呪いを合法的かつ確実に実行するには、
1、境内に木のある神社を所有する。
2、上記の神社の所有者に話をつけ、お膳立てをしてもらう。
このいずれかが必要になると考える。
ということで、実行するのは止めましょう。
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