死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?149
158 :夜回り先生 1/3:2006/11/11(土) 02:14:36 ID:BTig4Wh50
先週末、ご病気でおそらくあまり長くない、夜回り先生こと水谷修先生の特集番組が、
教育テレビで再放送してて、深夜なのについ観てしまったんだが。
夜回り先生がずっと面倒を見ていた、リストカッターのあいちゃんという子がいたそうだ。
その子は先生が心配していたのに、そのまま夜の世界の住人になってしまった。
ある日、中学生のあいちゃんは、興味本位で暴走族の集会を見学にいき、その場で輪姦されてしまう。
「自分は汚れてしまった」と思いつめてしまったあいちゃんは、族のDQNどもの肉便器となり、
やつらの遊ぶ金を稼ぐために援助交際させられた。むろん生で。
先生の説得でAIDS検査をすると、やはりHIVに感染していた。
159 :夜回り先生 2/3:2006/11/11(土) 02:14:58 ID:BTig4Wh50
あいちゃんは絶望して家出。
長距離トラック運転手に体を抱かせる代わりに乗せてもらったりして、全国を転々とする。
青森か秋田から、東京の先生に電話する。
『先生、あたしね、こうやって生であたしとSEXしたがる男達に抱かれて、AIDSをうつすことで、
私を汚した男達に復讐しているんだ』
先生はこう答える。
「HIVには、治りやすい型と治りにくい型がある。
君のは治りやすい型で、延命の薬の副作用の痛みに耐えれば、死に到る病気じゃないんだ」
「一刻も早く発症予防の治療すれば治るんだから、すぐ戻ってこい」
「……自分がHIV感染したことを知った男がまず何をすると思う?
君と同じように、自分にうつした女に復讐する目的で、
体を売る女を死ぬ前になるべく大勢抱いて、うつそうとするんだよ」
160 :夜回り先生 3/3:2006/11/11(土) 02:15:14 ID:BTig4Wh50
そのことに気がついて自宅に戻ったあいちゃん。
だが先生の悪い予感は的中。彼女は家出中に、新たに2つの別の型のウイルスに感染していた。
それらは悪性だった……
そしてAIDS発症。最後は骸骨のようになり、先生も会うのが悲惨でお見舞いにも行けなくなった。
骨の上に皮が乗っているだけの状態。筋肉も落ちていて、枯れ枝のような腕を動かす事もできない。
家族とあいちゃんは納得して、
まだ意識がはっきりしているうちに許容量以上のモルヒネを投与して、穏やかに安楽死しようとするが、
そのモルヒネも効かず、安楽死予定日には死ねずに苦しみぬいて、
最後は目をカッと見開いて、激痛の中で死んでいった。
あいちゃんの目は、
『先生、なんで私が死ななきゃいけないの、私もっと生きたい!』と訴えていた。
『もっと生きたかったのに!』と、大人全体を憎んで死んでいった目だったそうだ。
売買春経験者には、本当に洒落にならない怖い話である。
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