海にまつわる怖い話・不思議な話 3
116 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/06/20 04:46
俺の知り合いが瀬戸内海をフェリーで旅してた時に、転落事故があったらしい。
もう夜だったんだけど、たまたま甲板にいた客が目撃してて船員に通報。
船はすぐに停止して(といっても、数キロは行き過ぎた後だったらしい)、サーチライトをつけて転落した人を探索。
客も甲板にいっぱい出てきて大騒ぎになったらしい。
で、運良く波間に浮かぶ人を発見したんだけど、救助のための装備なんてないので、
海上保安庁の船が到着するまでは、サーチライトで照らすしかないらしい。
なかなか保安庁の船が来なくて、1時間近くその場に停泊して照らし続けてたらしいけど、
サーチライトがずれて見失ってしまった。
すぐに人の浮かんでたあたりに戻したけど、いくら探してももう見つからなかったそうな・・・
一瞬ずれたくらいで見失うものなのか?と思って、知り合いが後で船員に尋ねてみると、
「ああいう状態になると、体力を奪われ、精神力だけでなんとか持ちこたえてる状態。
光が当たってるうちはなんとか頑張ってるが、光が当たらなくなると、
『もう、だめぽ・・・』となって、沈んでしまう・・・」
という答えだったらしい。
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