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『夜更けの道』


じわじわ来る怖い話32じわ目

947 :本当にあった怖い名無し:2010/12/15(水) 18:34:31 ID:FRxODxL10
私は霊感が強い女友達と、夜更けの道を歩いていた。
そこは田園地帯の真ん中を通る道で、周囲は藪が生い茂る、人気のないさびしい所だった。

しばらく前も見ずに彼女と会話をしていて、(車が来るような所ではないので、危険ではない)
話が途切れた際にふと私が前を見ると…
「…あれ?」
それまで私たちの前方100mほどを3人で歩いていた男の人たちが、いつの間にか消えていた。
最後に彼らがいるのを見た地点から今まで、ずっと一本道だったのに…

「…ねえ、○○…今の男の人たちって、もしかして幽霊かな?!」
私は友人に怖くなって確認した。
「違う…あの人たちは、間違いなく全員人間だよ」
友人は、青ざめた顔できっぱりといった。






















949 :本当にあった怖い名無し:2010/12/15(水) 19:23:20 ID:X1SF0Qnx0
どこかに隠れて、襲うタイミングをはかっているのかな。


958 :本当にあった怖い名無し:2010/12/17(金) 07:43:55 ID:q7pvkyVi0
>>947
>それまで私たちの前方100mほどを3人で歩いていた男の人たちが、いつの間にか消えていた。

なぜいないのか。それは、男3人が前じゃなくて後ろにいるから。
なぜ後ろにいるのか。それは、『私』と『友人』が男3人を追い越したから。

こう考えると『私』と『友人』は、死んだことを自覚していない幽霊。
幽霊なので、喋っている間に男3人の体を通り抜けて追い越してしまった。
しかし『私』は、会話に夢中なのでそれに気づかなかった。
でも友人は通り抜けたことに気づいて、自分は幽霊なんだとわかってしまった。
だから友人だけ青ざめた顔になった。

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