死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?102
783 :本当にあった怖い名無し:2005/07/07(木) 21:09:07 ID:N7r9GViO0
「身のまわり~」スレで継続中の話張ります
923 本当にあった怖い名無し:2005/07/07(木) 06:53:35 ID:n4PGImB10
今も継続中なんですが、ある女性の霊に纏わりつかれています。
お祓いもしてもらいましたが、全く無意味でした。
霊に憑かれたいきさつを今から書きますが、誰かいい方法があれば教えてください。お願いします.
924 本当にあった怖い名無し New! 2005/07/07(木) 07:02:12 ID:n4PGImB10
僕は小さい時から空手をやっていて、21になった今でも続けていて、試合も出ています。
去年の4月くらいに、試合が終わった後、帰り際に一人の女性に話しかけられました。
「すごい派手な試合しますね~。面白かったです」
身長も体型も平均的な、ちょっと今時の感じの同年代くらいの女の子。
こっちは必死でやっているのに、「面白かった」という言葉にすこしムッとしたものの、
「そうですか。どうも」と言って少し話した。
それからその子はどこで知ったのか、僕の出る試合にはいつも観戦しに来るようになった。
925 本当にあった怖い名無し:2005/07/07(木) 07:11:56 ID:n4PGImB10
去年の10月頃、ある大会で優勝することができた。
その子(以後K)もやはり見に来てくれていた。
表彰式も終わって色々な方に挨拶もして、帰ろうと思った頃、Kがまた駐車場のところで待っていた。
「おめでとう!かっこよかったよ!」と、興奮気味に話しかけてくる。(すでにタメ口)
「あぁ、この前の。ありがとう」と僕も返す。
少し話して、「お祝いがてらご飯でもいかない?なんか用事あるかな?」と言われたが、
「ゴメン。いつも嫌がって見に来ないんだけど、彼女いるから」と断った。
その子は「そうなんだ」と残念そうに言ったが、こう続けた。
「その子の事は、本気で好きなの?」
926 本当にあった怖い名無し:2005/07/07(木) 07:20:01 ID:n4PGImB10
そういわれて、またちょっとムッとした。
そりゃ仕事柄(クラブのバーテンダー)ちょっと派手な髪してて、遊んでる風に見られることもしばしばある。
だけどほとんど面識のない女の子に、いきなりそんなこと言われるのは心外だ.
僕は気を悪くしつつも、「そりゃ本気で好きだよ。だからゴメン」と返した。
するとその子は、「じゃあ電話番号とかメアドもダメ?」と言われたんで、
客足を増やしたかった僕は店の名刺を渡し、
「街によくビラ貼ってあるし、興味のあるイベントがあれば連絡して」
と言って、その子と別れた。
930 本当にあった怖い名無し:2005/07/07(木) 07:34:00 ID:n4PGImB10
それから、Kから毎日のように電話がかかってきた。
店にも毎週末来るようになった。どんなジャンルの音楽の時でも。
店に来て踊るわけでもなく、カウンターで僕が酒を作るのをじっと見ているだけ。
正直僕は居心地が悪かった。
そしていつも電話や店で聞かれるのが、「彼女とはどう?」だった。
ある日、僕の家で彼女と居る時、Kから電話がかかってきた。
『今○君(僕です)のマンションの下にいるんだけど、今日泊めてくれない?』
と言われ、僕は当然「は!?」と言った。
彼女は僕の家なんか知らないはずだ。彼女も不穏な顔で見ている。
「なんで家知ってるんだ」と聞くと、
『この辺りで友人とケンカして、車を下ろされた。
でトボトボ歩いていると、僕の乗っている車があった。ナンバーも一致している』という。
僕はその時ようやく、この子はちょっとおかしいと思い始めた。
「普通に無理。しかも今彼女いるから。アシがないなら家まで送る」と言った。
933 本当にあった怖い名無し:2005/07/07(木) 07:50:01 ID:n4PGImB10
それを聞いていた彼女が、「誰?」と聞いてきたので、
僕は「ほら、いつも店にくるって言ってたあの子」と小声で返した。
毎日電話がかかってくることも、彼女には普段から話していた。
束縛も全然しないし、僕が浮気しないことも十分悟っている彼女も、さすがに動揺し、
「切って」と合図を出す。
「ゴメン待っててくれる?掛け直す」と言い、電話を切った。
彼女は「どうなってんの?」と、不機嫌そうに聞いてくる。
僕は全部話した。
それを聞いて、「その子おかしいんじゃないの!?あたしが下言って話してくる」といい、
僕の静止も振り切り、マンションの下に降りていった。
彼女はお嬢様な育ちの娘さんだったが、
痴漢やストーカー対策の為に僕が空手を教えだしてから、めきめき上達し、多少気も強くなった。
しかしここまでとは。
僕も遅れて下にいった。
彼女とKが話していた。
彼女「どういうこと?彼女居るって聞いたんでしょ?」
K「いや、帰れなかったんで・・・。いないと思ったし・・・」
彼女「いないければいいってもんじゃないでしょ。泊めてとか」
K「○○君優しいから、いいかなっと思って・・・」
彼女「いいわけないでしょ!おかしいんじゃないの!?」
彼女が切れた。
その後色々言われて、Kは半泣きで「ごめんなさぃ・・・・」と言った。
彼女が僕と一緒に車で家まで送るといったが、
彼女は「親に迎えに来てもらいます。ごめんなさい」といって歩いていった。
939 923 ◆4ydrB3bEak:2005/07/07(木) 08:08:27 ID:n4PGImB10
それから1週間位した頃、彼女から仕事中に電話がかかってきた。
いつもなら仕事中に電話なんかかかってこないのに、何かあったのかなと思い、電話に出た。
彼女は「腕切られた・・・。血がとまんないから、救急車呼んで病院いる」と言った。
僕は仕事が終わってから、すぐに病院に行った。
彼女は手首の5センチくらい下から肘にかけて、7、8センチくらい切られていた。
「誰にやられた!!?」と言うと、泣きそうな声で「160センチくらいの女・・・」
Kだと確信した。
僕はその時多分、鬼のような顔をしていたと思う。
すぐに電話して、Kのところに行って会った。
「どうしたの?」と、何もなかったように言うK。
「俺の彼女の腕切りつけたの、お前だな」というと、「知らない」と言った。
しかし、「嘘つくな。調べれば分かるぞ」と言い睨んだら、「だって・・・」と言って黙った。
やっぱりKがやっていた。
942 923 ◆4ydrB3bEak:2005/07/07(木) 08:23:08 ID:n4PGImB10
K「だって、あの子むかついたから・・・」
僕は呆れた。
「むかついたから!?そんなことで人切りつけんのか!」と怒鳴った。
するとKは、「あたし○○君のこと好きなの。だから嫉妬で頭混乱しちゃって・・・」
「ふざけんな!お前頭おかしいんじゃないのか!」
僕も怒りで乱暴な口調になっていた。
するとKは驚く事に、「あの子と別れてあたしと付き合って」と言い出した。
僕はまた呆れた。
そして、「なんなんだお前・・。もう俺にもあいつの前にも姿現すな」
「警察には言わないでおいてやるけど、次変な行動したらただじゃおかないからな」と言って去ろうとすると、
泣きながらKが「あたしの事嫌い・・?」と言った。
僕は振り向かずに、「気持ち悪い。顔も見たくない」と言ってその場を去った。
その2日後、Kが自殺した。
僕はその翌日、Kとよくいっしょに来ていた友達からその話を聞いた。
「『ストーカー転じて…』2/3」に続く
次の記事:
『ストーカー転じて…』2/3
前の記事:
『害虫駆除』