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『失踪した父』


意味が分かると怖いコピペ 其の壱

963 :本当にあった怖い名無し:2010/06/08(火) 01:58:59 ID:kfqsRr8PO

46 :本当にあった怖い名無し:2009/05/12(火) 01:51:43 ID:CkOA3yn4
俺が子供の時、ひいばあちゃんが言った。

大正五年生まれのウメばあちゃんだ。
ウメばあちゃんは、生まれてすぐにお父さん(源次郎さんという名前だ)が失踪して、苦労したらしい。
ウメばあちゃんのお母さん、つまり俺から見たらひいひいばあちゃんにあたるヤスばあちゃんは、
気が強くて、世間からつまはじきにされていたらしい。
「あたしたちは、ほんといろいろ嫌がらせされたねえ。ずいぶんひどいことも言われたし」
「どんなこと?」
「おっかさんが嘘つきだとか、自分の亭主を殺したんだろうとか。
 もちろん、あたしゃそんなこと信じてないよ。おっかさんはやさしい人だったよ」
「ふうん、ずいぶんひどいことを言われたんだねえ」
「そうさ、あいつら何にも知らないくせに、おっかさんのことを人殺しだなんて。
 どれ、おまえに見せてやろう。あたしのおとっさんはね、大陸に行ってたのさ」
そう言って、古い便箋を取り出してきた。そこにはこう書いてあった。

『ヤス、ウメ。
 突然いなくなってしまって済まない。実は今、大陸にいる。詳しくは言えないが、お国の仕事だ。
 今、おまえたちも知っているとおり、第一次世界大戦の真っ最中だ。
 私は国の仕事で大陸の情勢を調べなければならない。危険な任務だ。
 もしかしたら生きては帰れないかもしれない。
 もし私が帰れなくても、おまえたちは強く、しっかり生きていきなさい。
 ヤス、ウメのことを頼む。
 大正七年一月』

「あたしも大人になった頃だね。どうかしてたんだろうね。
 おっかさんに『本当はおっかさんがおとっさんを殺したのか』って聞いたんだ。
 そうしたら、おっかさんがこの便箋を見せてくれてね。
 お国の仕事だから、今までおまえには言えなかったけど、
 おとっさんは死んだとしても、国のために死んだんだよ、って言って」

でも俺は気づいてしまった。
そのことは、ひいばあちゃんには言えなかった。







965 :本当にあった怖い名無し:2010/06/08(火) 02:11:51 ID:2ibpXvUe0
>>963
第一次世界大戦
第二次世界大戦


982 :本当にあった怖い名無し:2010/06/08(火) 09:42:44 ID:URjBFnpC0
ゆとりすぎて>>963がわかんね・・・
ぐぐってもわかんね・・・
ヒントあるのにわかんないとか一体俺って・・・


983 :本当にあった怖い名無し:2010/06/08(火) 09:47:16 ID:LD0n/uHc0
>>982
第二次が起こってもないのに第一次って付けないでしょ?


984 :本当にあった怖い名無し:2010/06/08(火) 10:00:42 ID:mwvjlASQ0
>>982
手紙を書いた当時は第二次大戦が起こっていなかった
ゆえに文中では「世界大戦」もしくは「欧州戦争」等違う呼称で呼ばれるはずで、
結果この手紙は第二次大戦勃発以降に、源次郎以外の手によって書かれたものである

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